「登録理学療法士の更新って、結局何をすればいいの?」「50ポイントってどうやって集めるの?」――そんな声をよく耳にするようになりました。
登録理学療法士制度は2022年4月にスタートし、2026年度がいよいよ最初の更新時期を迎えます。更新は5年ごとに行われるため、制度開始時に登録を完了した多くの会員が、今まさにこのタイミングに立っています。
本記事では、日本理学療法士協会の公式情報をもとに、更新の要件からポイントの集め方、更新できなかった場合の影響まで、現場のPTの視点で地図をたどるように整理しました。
📍 結論だけ先に知りたい方へ
- 2022年4月登録の方は2026年度が更新年度
- 要件は「50ポイント取得」+「更新時研修」の2つだけ
- 期限は2027年3月31日、更新時研修は無料に
- 満たせないと登録理学療法士だけでなく認定・専門資格も連動して失効
更新の基本、まず押さえるべき2つの要件
登録理学療法士の有効期間は5年間。更新は最終年度の年度末(3月31日)に自動的に行われ、要件を満たしてさえいれば別途の申請手続きは不要です。認定・専門理学療法士の更新(申請と手数料が必要)とは仕組みが異なるので、混同しないようにしましょう。
50ポイントの取得
eラーニング・研修会・学会参加などを通じて累積します。
更新時研修の受講
更新年度にeラーニングで提供される必須研修です。
2022年4月1日付で登録理学療法士を取得した方は、2026年度がこの更新年度にあたります。対象かどうか不安な方は、まず協会マイページの「履修状況確認」をチェックしておきましょう。
50ポイントを効率よく集める4つのルート
ポイント取得の期限は、更新年度の年度末である2027年3月31日まで。以前の「12月末まで」から3ヶ月延長されたため、以前より余裕を持って取り組めます。集め方は主に次の4ルートです。
ルート① 機関誌の問題解答(最も低コスト)
「JPTA NEWS」等の問題に全問正解で1ポイント。無料で、5年間継続するだけで50ポイントに到達することも可能です。
ルート② eラーニング・研修会の受講
30分=0.5ポイントが目安。この方法のみで賄う場合、合計約50時間の受講が必要になります。
ルート③ 学会・学術大会への参加
都道府県士会やブロック主催の学会が対象。一度の参加でまとまったポイントが取れます。
ルート④ 施設内研修の活用
本人が士会に申請し承認されれば対象に。外部会場に行けない方の強い味方です。
✏️ 実務メモ
「機関誌の解答を継続的なベースにしつつ、不足分をeラーニングや学会参加で埋める」のが、時間的にも金銭的にも一番無理のない進め方です。
見落としがちな「カリキュラムコード」の注意点
⚠️ ここでつまずく人が多いポイント
ポイントは全184種類(2026年4月より170種類から拡充)の「カリキュラムコード」ごとに集計されます。以前は同一コードで複数回取得しても最初に取得したポイントしか有効になりませんでしたが、2025年9月以降は高い方のポイントが有効になるルールに変更されました。
ただし加算はされないため、効率よく集めるにはできるだけ異なるコードの研修・学会を選ぶことが引き続きカギになります。マイページの履修状況確認で、コードの偏りを定期的にチェックしましょう。
更新時研修の概要(2026年度)
2026年度の対象者は、2022年度(2022年4月1日〜2023年3月31日)に登録理学療法士を取得した方です。
更新できなかった場合はどうなる?
🚫 資格失効のリスク
期限までに要件を満たせない場合、登録理学療法士の資格は失効します。さらに認定理学療法士・専門理学療法士を取得している場合は、それらの資格も連動して失効します。
🕊️ 2027年4月からの猶予措置
猶予期間中(取得から6〜7年目)は資格自体は維持されますが、通常要件に加えて学会・学術大会への参加といった追加要件が必要です(目安:6年目1つ以上、7年目2つ以上)。あくまで救済措置であり、期限内の更新完了を目指すのが基本です。
まとめ:今すぐやるべき3つのこと
☑ マイページで履修状況を確認する――現在のポイント数とコードの内訳を把握
☑ 不足分の取得方法を決める――機関誌をベースにeラーニング・学会で補完
☑ 更新時研修を早めに申し込む――対象者は2026年度中に必ず受講
登録理学療法士の更新制度は、2029年度の抜本的な制度改定に向けて今後も段階的に見直しが続く見込みです。変更点は都度チェックしつつ、日々の臨床の中で無理なくポイントを積み上げていくことが、結果的に一番の近道になります。
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