スクロールでたどる、歩行周期8相

GAIT CYCLE / LEARN BY SCROLLING

スクロールでたどる、歩行周期8相

右脚に注目しながら読み進めてください。 姿勢図と歩行周期の目印が切り替わります。 各相のボタンからも移動できます。

立脚期 接地の瞬間
進行方向 →
観察する右脚 左脚
初期接地 0%・瞬間

荷重の受け継ぎ|接地の準備を整える

0% 立脚期 約60% 遊脚期 約40% 100%
01 / IC

初期接地

Initial Contact / 0%の瞬間

相を区切るイベント
右足が床に触れる瞬間です。 時間幅を持つ区間ではありません。
関節運動と姿勢
股関節は屈曲位、膝は伸展に近い位置、 足関節は中間位付近。 一般的な成人の平地歩行では踵から接地します。
機能と筋の働き
荷重を受け取る位置に下肢を整えます。 股関節周囲筋、膝伸展筋群、 足関節背屈筋群などが接地に備えます。

見るポイント:踵が触れた瞬間、 右脚は身体のどこにありますか?

02 / LR

荷重応答期

Loading Response / 約0〜10%

開始 → 終了
右足の初期接地から、左足の離地まで。 両脚支持の中で右脚へ荷重が移ります。
関節運動と姿勢
股関節は伸展方向へ。 膝は軽く屈曲し、足関節は底屈して 前足部が床へ近づきます。
機能と筋の働き
衝撃を受け止めつつ前進を保ちます。 広筋群が膝屈曲を、 前脛骨筋などが足部の下降を制御します。 殿筋群は股関節・骨盤を支えます。

見るポイント:膝屈曲と、 踵から足底へ接地が進む様子を結び付けます。

03 / MSt

立脚中期

Mid Stance / 約10〜30%

開始 → 終了
左足の離地から、 身体が支持足上を進み、 右踵が離れ始めるまで。
関節運動と姿勢
股関節と膝は伸展方向へ。 右足底を床に置いたまま下腿が前傾し、 足関節が背屈します。
機能と筋の働き
右脚で身体を支えて前へ通過させます。 底屈筋群が下腿の前進を、 股関節外転筋群が骨盤の側方運動を調整します。

見るポイント:足を持ち上げなくても、 下腿が前へ傾くと足関節は背屈します。

04 / TSt

立脚終期

Terminal Stance / 約30〜50%

開始 → 終了
右踵の離地から、左足の初期接地まで。 右脚の単脚支持が続きます。
関節運動と姿勢
右股関節は伸展位へ。 前足部を支点に踵が上がり、 身体が支持足より前方へ進みます。
機能と筋の働き
底屈筋群が身体支持と下腿の制御に関与し、 立脚後半の仕事につながります。 足関節角度と筋線維の収縮様式は 同じものではありません。

見るポイント:踵離地と足関節底屈は、 同じ出来事ではありません。

05 / PSw

前遊脚期

Pre Swing / 約50〜60%

開始 → 終了
左足の初期接地から、右足の離地まで。 2回目の両脚支持期です。
関節運動と姿勢
左脚へ荷重が移り、右脚は除荷されます。 右膝の屈曲と足関節の底屈が進み、 股関節は屈曲方向へ切り替わります。
機能と筋の働き
遊脚に向けた準備です。 股関節屈筋群が前進に関わり、 下肢の慣性や関節間の相互作用も 膝屈曲に寄与します。

ここが要点:足はまだ床に接しているため、 前遊脚期は立脚期です。

06 / ISw

遊脚初期

Initial Swing / 約60〜73%

開始 → 終了
右足の離地から、 右足が左の支持足の横に並ぶ頃まで。
関節運動と姿勢
股関節が屈曲し、膝屈曲が大きくなります。 足関節は底屈位から背屈方向へ戻ります。
機能と筋の働き
脚の実効的な長さを短くして 足を床から離し、前へ運びます。 股関節屈筋群と足関節背屈筋群などが関わります。

見るポイント:足先だけでなく、 股関節と膝の屈曲の組合せを見ます。

07 / MSw

遊脚中期

Mid Swing / 約73〜87%

開始 → 終了
右足が支持足の横を通過する頃から、 右下腿が鉛直になるまで。
関節運動と姿勢
大腿は前方へ進み、 膝は伸展方向へ切り替わります。 足関節は中間位付近へ戻ります。
機能と筋の働き
足部クリアランスを保ち、 下肢をさらに前方へ運びます。 背屈筋群が足部位置を整え、 下腿の運動には慣性や重力も関わります。

見るポイント:膝が伸びていく間、 足先と床の間隔を確認します。

08 / TSw

遊脚終期

Terminal Swing / 約87〜100%

開始 → 終了
右下腿が鉛直になってから、 次に右足が初期接地するまで。
関節運動と姿勢
膝は伸展して足を前方に配置し、 股関節は屈曲位で前進を減速します。 足関節は中間位付近に保たれます。
機能と筋の働き
ハムストリングスなどが振り出しを減速し、 広筋群・殿筋群・背屈筋群などが 次の荷重の受け継ぎに備えます。

一周の確認:次の右初期接地で、 1歩行周期が完了します。

姿勢図は各相の一場面を示す学習用の模式図です。 実測の関節角度・筋活動・時間を再現した アニメーションではありません。 割合は成人の一般的な快適歩行の目安で、 年齢・速度・条件により変わります。 初期接地の目印は0%に固定し、 他の相には区間の代表位置を示します。

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