理学療法士1年目のあなたへ。
「国家試験を乗り越えて、やっと現場に出られた!」
そんな希望に燃えていたはずなのに、現実はうまくいかないことばかり…
- 医師の指示が曖昧で、何から手をつけていいか分からない…
- カンファレンスで発言したいけど、空気が読めなくて怖い…
- 患者さんとの距離感がつかめない…
教科書には載っていなかった「グレーゾーン」の連続に、
「自分、理学療法士に向いてないかも…」「もう辞めたい…」
なんて、一人で落ち込んでいませんか?
大丈夫、その悩み、あなただけじゃありません!
この記事では、多くの新人理学療法士や臨床実習中の学生さんがぶつかる「あるあるな悩み」を5つピックアップし、その乗り越え方を元気に、そして分かりやすく解説します。
明日からの臨床がちょっとだけ楽になるヒント、ぜひ持ち帰ってくださいね!
悩み①:医師の「リハビリよろしく」指示が怖すぎる問題
理学療法士1年目の最初の壁、それは医師からの「リハビリよろしく」という曖昧な指示。
(よろしくって言われても…どこまでやっていいの!?)
って、心の中で叫んでしまいますよね。
リスク管理も大切だし、でも早く良くしてあげたいし…頭がパンクしそう!
【これだけは避けたいNG行動】
- 思考停止で聞く:「どうすればいいですか?」
- これだと「自分で考えてないな」と思われちゃうかも。
- 勝手に判断する:「多分これで大丈夫っしょ!」
- これが一番キケン!インシデントにつながる可能性も…。
【解決策はコレ!】
「私、こう考えたんですけど、どうでしょう?」って提案しちゃおう!
丸投げで聞くのではなく、自分なりのプランを立てて、それを確認するスタイルです。
「〇〇さん、まずベッドから起き上がる練習をしようと思いますが、その際に血圧低下した場合、収縮期血圧が80台までは許容したいと思うのですが、どうでしょうか?」
こんな風に聞けば、医師も「お、考えてるな!」と思ってくれるし、具体的なアドバイスをくれやすくなります。
まずは看護師さんに患者さんの様子を聞くなど、自分で情報を集めるクセをつけるのが「できる新人」への第一歩です!
悩み②:カンファレンスで「シーン…」発言できない問題
ベテランスタッフがズラリと並ぶカンファレンス。
「ん?今の意見、ちょっと違うかも…」と思っても、新人が口を挟める雰囲気じゃない…。
結局、何も言えずに終わって、後で「あー、言えばよかった…」と後悔するパターン、めっちゃありますよね。
【これだけは避けたいNG行動】
- いきなり反論:「それは違います!」
- 場の空気が凍りつきます(笑)
- 地蔵になる:
- 患者さんのための意見を言えないのは、セラピストとしてちょっと悔しい!
【解決策はコレ!】
「議論に勝つ」んじゃなくて「情報を提供する」スタンスでいこう!
魔法の言葉は**「私が見た感じだと…」**です。
「すみません、情報提供です。私がリハビリで見た感じだと、ご本人は『トイレまで歩きたい』と意欲的なので、もう少し歩行訓練を頑張るのもアリかな?と思いました!」
これなら、誰も傷つけずに「PTからの専門的な視点」として意見を伝えられます。
あなたのその一言が、患者さんの未来を良い方向に変えるかもしれません。
悩み③:「先生が一番!」の言葉がプレッシャー問題
患者さんから「あなたじゃなきゃ嫌だ!」と言われるの、めちゃくちゃ嬉しいですよね!
でも、その言葉を隣で聞いてる先輩や同僚の目が…ちょっと痛い…。
嬉しいけど、気まずい。この気持ち、理学療法士あるあるかもしれません。
【これだけは避けたいNG行動】
- ドヤ顔する:「でしょ?任せてください!」
- 職場の人間関係が悪化するもと…!
- 全力で否定する:「いえいえ私なんて!」
- 患者さんの信頼を裏切ってしまうかも。
【解決策はコレ!】
「チームのおかげです!」で、みんなをハッピーにしよう!
「わー、ありがとうございます!そう言ってもらえると自信になります!このリハビリ計画、先輩にも相談してチームみんなで考えてるんですよ!」
こう言えば、患者さんも「チームで見てくれてるんだ」と安心するし、他のスタッフも立てられるし、あなたの株も上がる!まさに一石三鳥の神対応です。
悩み④:「できません」が言えないプライド問題
難しい症例を担当して、何をしても良くならない…。
一人で夜遅くまで勉強しても、答えが見つからない…。
でも、先輩に「わかりません、助けてください」が言えない!プロとして、それは”負け”のような気がして…。
【これだけは避けたいNG行動】
- 一人で抱え込む
- 結果的に患者さんのためにならない一番ダメなパターン。
- 知ったかぶり
- 根拠のないリハビリは、ただの自己満足です。
【解決策はコレ!】
「助けてください」を「相談に乗ってください」に変換しよう!
プライドが邪魔するなら、言い方を変えればOK!
大事なのは、「ここまで考えたけど、ここからが分かりません」とプロセスを見せること。
「先輩、〇〇さんの件で相談です。ここまでやってみたんですが、ここから先のアプローチで悩んでて…。先輩ならどう考えますか?」
ここまで頑張ってる後輩を、邪険に扱う先輩はいません!
新人の特権は「質問できること」。今のうちに、どんどん頼って知識を吸収しちゃいましょう!
悩み⑤:勉強会が多すぎて「どれに行けばいいの?」問題
SNSを見ると、同期はキラキラした勉強会に行ってるし、先輩からは高額なセミナーを勧められるし…
「自分も何かやらなきゃ!」って焦るけど、情報が多すぎて、もはや何が何だか分からない!
【これだけは避けたいNG行動】
- 勉強会マニアになる:
- 参加するだけで満足して、臨床に活かせないパターン。
- 何もしない:
- 焦りだけが募って、どんどん自信をなくす…。
【解決策はコレ!】
勉強のスタートは「目の前の患者さん」から!
流行りの手技を追いかける前に、まずやるべきこと。
それは、「今、一番困っている担当患者さんを助けるための勉強」です。
目的がハッキリしているので、知識の吸収率が全然違います!
まずは高額セミナーじゃなくて、ネットで論文を調べたり、先輩におすすめの本を聞いたり、身近なところから始めてみましょう。
その小さな一歩が、あなたを確実に成長させてくれます。
【まとめ】
理学療法士1年目の悩みは、あなたが**「良いセラピストになりたい!」と本気で思っている証拠**です。
完璧な理学療法士なんていません。みんな、たくさんのグレーゾーンに悩み、失敗しながら成長していくんです。
だから、一人で抱え込まないでください。
この記事で紹介したヒントを参考に、周りの先輩や同期をどんどん頼ってくださいね。
この記事が、あなたの「辞めたい…」という気持ちを、「明日もちょっと頑張ってみるか!」に変えるきっかけになれたら、最高に嬉しいです。
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