はじめに
こんにちは!
新年度が始まり、新人理学療法士として今後少しずつ病棟に出る方も多いのではないでしょうか?
1年目の理学療法士にとって、病棟対応は緊張する場面が多く、特に「報連相(報告・連絡・相談)」に苦手意識を持つ方もいるかもしれません。
しかし、報連相は 「患者さんの安全を守る」 ためにも、「チーム医療の中で信頼される理学療法士になる」 ためにも不可欠なスキルです。
この記事では、1年目理学療法士が病棟で失敗しないための報連相のコツと注意点 について解説します!
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病棟対応で必要な「報連相」とは?
まず、「報連相」とは以下の3つを指します。
• 報告:自分が行ったこと、知った情報を上司や他職種に伝える
• 連絡:必要な情報を関係者に共有する
• 相談:判断に迷うことがあれば、適切な人に相談する
病棟では、看護師・医師・先輩理学療法士・患者家族など、多くの人と連携を取る必要があります。
適切に報連相を行わないと、患者さんの状態悪化やリスク管理ミス にもつながるため、早い段階で正しい報連相の習慣を身につけることが重要です。
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1年目理学療法士がやりがちな報連相ミス
① 報告のタイミングが遅い
× 患者さんの異変に気づいたのに、評価後やカルテ記入後に報告する
→ 〇 異変に気づいたらすぐに報告!
(例)

「○○さんの血圧がリハビリ中に60/30mmHgまで低下しました。どう対応すればよいでしょうか?」
② 必要な情報を省略してしまう
× 「○○さん、ちょっと血圧低いです」
→ 〇「○○さん、リハビリ開始前は110/80mmHgでしたが、起立時に60/30mmHgまで低下しました」
③ 誰に報告・連絡すべきか分からない
• 医師に相談すべきか?
• 看護師に伝えるべきか?
• 先輩PTに確認すべきか?
基本的には、緊急性の高い情報は医師と看護師に、リハビリに関する判断は先輩PTに相談 しましょう。
(例)
• 転倒リスクが高い → 看護師へ連絡
• バイタル異常 → 医師&看護師へ報告
• リハビリ計画の変更が必要か? → 先輩PTに相談
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失敗しないための報連相のコツ
① 「PREP法」で端的に報告する
報告は 「PREP法」 を意識すると、簡潔で伝わりやすくなります。
P(Point):結論から述べる
「○○さんの血圧が低下したため、リハビリを中止しました。」
R(Reason):理由を説明する
「離床時に60/30mmHgまで低下し、めまいを訴えました。」
E(Example):具体的なデータや事例を挙げる
「リハビリ前は110/80mmHgで安定していましたが、立位保持3分後に低下。」
P(Point):再度結論を伝える
「今後の離床基準について、指示をいただきたいです。」
② 相談の際は「○○してもいいですか?」ではなく「○○すべきでしょうか?」
× 「○○してもいいですか?」
→ 〇 「○○すべきでしょうか?」
さらに自分の考えを伝えれるとより良いですね。
※ここについては時と場合により色々な意見もあるかと思います。
例)「○○さんの離床を継続すべきかどうか、ご意見を伺いたいです。」
③ メモを活用し、要点を整理してから話す
報告・相談の前に、紙やスマホのメモに要点を整理 しておくと、伝え漏れが防げます。
(例)
• いつ?(リハ前・リハ中・リハ後)
• 何が起きた?(血圧低下・息切れ・意識変化)
• どんな対応をした?(リハ中止・体位変換・水分摂取)
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まとめ:病棟で信頼される理学療法士になるために
病棟での報連相は、1年目理学療法士にとって大きな壁ですが、適切なタイミングで簡潔に伝えることができれば、スムーズに業務を進められます。
- 報告のタイミングを逃さない(異変に気づいたらすぐ報告)
- PREP法を活用し、要点を整理して伝える
- 相談は自分の意見も伝えた上で「○○すべきか?」という聞き方を意識する
病棟対応に慣れてくると、患者さんの変化に気づく力もついてきます。ぜひ積極的に報連相を意識して、病棟で信頼される理学療法士を目指しましょう!
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最後に:さらに学びを深めたい方へ
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