【2026・27年度最新】理学療法士の生涯学習制度はどう変わる?認定PTの論文不要など重要ポイントを徹底解説

キャリア・転職


はじめに

日本理学療法士協会より、生涯学習制度に関する重要な変更点が公表されました。今回の見直しは、会員の負担軽減や資格更新のしやすさを目的としたもので、2029年度に予定されている抜本的な制度改定を見据えた段階的な措置となります。

多くのPTに関係する「登録・認定・専門」の3区分で何が変わるのか、ポイントを絞って解説します。


登録理学療法士:更新期間の延長と無償化

最も多くの会員が該当する登録理学療法士(登録PT)は、「より維持しやすい仕組み」へと改善されます。

  • 更新活動期間が3月末までに延長
    これまでは最終年度の12月31日まででしたが、2026年4月からは年度末の3月31日までポイント取得が可能になります。年度末の駆け込み研修も反映されるため、余裕を持った更新が可能になります。
  • 更新時研修(eラーニング)の無償化
    5年ごとの更新時に必要だった受講料2,000円が無料になります(2026年4月適用)。
  • ポイント取得ルールの緩和
    2025年9月から、同一カリキュラムコードを複数受講した場合に「より高いポイント数が適用(上書き)」されるようになります。

認定理学療法士:最大の激変!「論文・発表」の必須要件が撤廃

認定理学療法士の更新において、これまで最も高いハードルとなっていた「論文投稿・学会発表」の必須要件がなくなります(2027年4月適用)。

  • 臨床に専念しながら更新が可能に
    今後は、ポイント取得と研修受講のみで資格更新ができるようになります。論文執筆や発表の時間が取れずに資格喪失を危惧していた方には、非常に大きな朗報です。
  • 活動実績の評価が拡大
    都道府県士会が承認した研修会の講師や症例検討会の座長、論文査読などもポイント対象に加わります。

専門理学療法士:学術要件は維持しつつ、選択肢を拡大

専門理学療法士については、認定PTとは異なり学術活動(論文・発表)の必須要件は継続されます。しかし、その「中身」に柔軟性が持たされました。

  • 講師やシンポジストも「実績」に
    これまでは筆頭演者としての発表が主でしたが、今後は学術大会での「講演講師・シンポジスト・パネリスト」としての登壇も、必須要件の学術活動として認められるようになります(2027年度〜)。

制度変更のスケジュールまとめ

今回の変更は一斉ではなく、段階的に適用されます。

  • 2025年9月〜:ポイント取得ルールの緩和、学会連合主催研修のポイント化
  • 2026年4月〜:登録PTの更新期間延長、更新研修の無償化
  • 2027年4月〜:認定PTの論文・発表要件撤廃、更新猶予期間の2年延長

おわりに:今後の展望

今回の変更は、臨床現場で働く理学療法士の負担を考慮した「資格を維持しやすい仕組み」へのシフトと言えます。

ただし、これはあくまで2029年度の抜本的改定に向けたステップです。ご自身の更新時期がいつなのか、マイページで最新情報を確認しつつ、計画的に準備を進めていきましょう。

※ご注意
本記事は日本理学療法士協会の公表資料に基づき作成していますが、制度の詳細や最新の適用スケジュールについては、必ず協会公式ホームページやマイページにて一次情報をご確認ください [4]。


タイトルとURLをコピーしました